ネットがつかえない

アラズヤ商店陳列作法

どっちかのあいだで考えてもいいじゃんそんな近頃だ

 

”どっちかの夜は昼間”

 

何度聴いても読んでもイマイチ意味わかんないです馬鹿なのかな自分。

でもそんなこんながメッセージとしてまかり通るどころか持て囃される世の中なんだから、言葉の意味なんてモノはむしろつまんないだけの何かでしかないのかもね、なんてのっけから心にも無いことただただ書き殴ってるのバレバレですよね、みなさんお疲れ様です。

 

 

あたしは今日も昼間のお手伝い稼業を半日で切り上げて、ちょうどクルマのウインカーなんかが届いてくれたりしたものですからモリモリと弄くってみたり、昨日根っこを切り落として植え直したモンステラとガジュマルの様子を観察したり、取っ付けたウインカーの玉のオレンジが気に食わなくてもう一回外してシルバーのスプレーでシュっとしたりしてたら予約の時間になって少し働いたりもしましたが、何だろ、仕事しながらおハナシなんかもさせていただくんですけど、自分の繰り出すネタの悉くがあまりにもクソつまんなくて、”そりゃ繁盛しねえわ” ってシャンプーしながらツラくなってきて、マッサージとかイマイチ力が入らなかった気がしないでもないから、そうやって段々商売って衰退していくんだなきっと、なんて少しコワくなったので気分ばかりに負けないで頑張ろうっ、なんてそんな商売十四年目があるかふざけんな。

 

”どっちかの術は片手間” (字余り)

 

 

 

 

正直に言おう。

あたしはこの商売に、そんなに魅力を感じていないのです。

”ヘアーサロン” 面倒くせえぜ。

情報や嘘ばっかが独り歩きしてそんなもんばっかが当てにされてすっかり面倒だらけ。

 

仕方ないですよね、この手の稼業はつまりお客さんの願望で成り立ってるばかりなんだからさ。

 

キレイな髪になりたい。

楽チンなスタイルを手に入れたい。

人とは違う自分になりたい。

実際より若く見られたい。

常に変化していきたい。

 

……どれもこれもみんな、全部自分でやることじゃんかさー。

 

しかも、大前提がどうせ抜け落ちてるんですよ、絶対。

 

 

”あなたの髪は、あなたの髪質以上のものにはなりません”

 

 

っていう、”大前提”

それは絶望のハナシなんかではないんですよ?

自分の髪が気に入らないのは、気に入るようにイジってあげていないからなんです。

カットが下手だったら、それはこっちの責任だから申し訳ない。

だからって、そればかりに原因を求め続けていたならあなたは一生サロンジプシーのままなんだし、確実に言えることは ”あなたはあなたの髪の本当の姿には一生出会えないんだ” ということ。

 

”願望” は誰にでもあるものです。

しかも、”願望” は誰かのおかげなんかではなく、自分で実現するもの、手に入れるもののはずじゃないですか。

”口コミがよかったからいってみたけど、ヘタ” なんて記事はよく見かけるものだけれど、”そのハンブンはおまえ自身のせいだっつことさっさと理解しとけボケ” ってあたしなんかは普通に思ってます。

 

ネットは便利です。

便利さに依存して、この世の大概が馬鹿になった。

それはあたしが言ってるんじゃないです。

もはや近頃の最前線の ”一般論” です。

認識がないなら、あなたは自分のアンテナを疑ったほうがいい。

 

便利さに授かれる ”価値” のようなものが、本当に自分の ”願望” を叶えてくれるものが、全てではないけれどいつかそういうたった一つに出逢えるはず、なんて本気で思っているなら、あなたは正真正銘の依存症で、思考拒否のただの馬鹿なんだと思う。

 

 

”楽なのがイイ” とよく耳にするんですよ。

それって、何について ”楽” を望んでいるのか。

”願望” が本当なら、”楽” を求めた時点でそれはただの ”打算” に化けると思うんですよ。

 

散々暴飲暴食、自堕落の果てに極太り。

ネットで調べて楽して早くキレイに痩せたい。

本当に馬鹿なんだと思う。

 

旅行に行きたい。

行き先も宿泊するホテルも現地での観光スケジュールもすべてコーディネイトしてくれる旅行会社が好評。

”旅行に行きたい” なんてもはや願望でもなんでもないただの ”人ごと” に成り果てる有り様。

価値もへったくれもないと思う。

 

 

 

”便利” ってなんだ。

 

 

 

ビッグデータ” と呼ばれるものと、あなたの馬鹿げた ”願望” の間にどんな機能が、仕組みが存在しているのか、たまには面倒でも少しくらいは考えたらいいのにと思う。

何故あなたの掌に中に、これほどの ”便利” が差し出されるのか。

お財布の中のレシートを¥10で売ったことがあるなら、あなたはもうかなりの重症だと思う。

¥10ぽっちに感謝してマヌケな笑顔を浮かべる。

感謝したいのは¥10を何倍にも化けさせる仕組みを作った側なのに。

クソマヌケなハナシだと思う。

 

”便利” は人を馬鹿にする。

だから、スマートフォンはとことん ”便利” に、これからも進化していかなければならない。

”貧富の差” なんて言い方は、ただのまやかしなんですよ、多分。

これから人間は自らの掌の中からいとも容易く区別されていくんです。

それは現象でも時代の仕組みでも何でもない、”それぞれの意思” ということ。

 

掌に依存することは、いよいよ ”飼い馴らされる” という意味を深めていくんです。

”便利” を得たがるなら、勝手に馬鹿になれ。

そんな奴らは面倒くさいし言葉が通じないから、つまり面倒くさい馬鹿臭い。

相手にしたくない。

商売なんて、二の次三の次。

目的は、”どうありたいか” ということだとあたしは勝手に思っているんです。

それは ”自分” という意思です。意志です。

 

 

 

カンジワルイハナシになってしまった。

こんなはずではなかったのに。

だからって仕方ないです。

 

だからあたしは宣伝も広告も、真面目らしい親切らしいSNS活用もしないんだししたくないんです。

あたし自身であることしか出来ない。

 

 

 

ヘアーサロンを営んでます。

けれど、夢中になんてなれない。

そればかりになんてなれない。

そんな有り様には興味が持てない。

信頼できない。

とても辛いことだ、それは。

 

 

あたしはちゃんとやりたいだけなんですけど、そんなつもりでいながら実は、遠巻きに眺めているだけなんだろか。

卑怯なだけなんだろうか。

 

 

 

だからって、馬鹿げているとしか思えない何かに依存したような仕組みに生きることなんてしたくない。

それが叶うなら、いくつになったってずっと、青臭いことばっか叫び続けてやるって本気で思っているんです。

 

 

この世の中は、どこか気持ちが悪い。

でもそれはただの、世の中のハナシだ。